Ataasha International

3. Shikoku Touring Report
四国ツーリング

大宮単車愛好会初の3人ツーリングは、四国に行くことになっている。四国に行ったことのない僕、四国に住んでいたシネハ、ちょっと前に四国に行った健太論。どんなツーリングになるのか、見当もつかない。そんなこんなで、出発日がやってきた。
わくわくする気持ちを押さえることは到底出来やしない。出来やしない。

11月7日(金曜日)…

午前3時。大宮今出川のローソンで待ち合わせる。いつものようにシネハは約束を守らない。30分ほど遅れただろうか。このぶんだと、先が思いやられる。っていうか、困るよなぁ。まじで。
とりあえず、出発。西大路から
R171に入る。そこで健太論におけるちょっとしたエピソードを紹介しなくてはならない。僕らは西大路通りを南下していた。R171は、東、つまり滋賀方面と、西、つまり大阪方面に分かれている。彼は、なな、なんと滋賀方面に行きかけたのだ。彼の方向感覚は他の2人を完全に凌駕しているといっても到底過言ではないであろう。
大阪方面に行ってしばらくして、シネハがペットボトルを落としたのだが、いつものことである。だらしのないパッキングをする、大宮単車愛好会一の、チャランポラン野郎なのだから。
道は流れていて、順調。
R171からR2に入り、バイパス銀座も少し混んではいたが順調。岡山のブルーハイウェイは、西を目指すものの必須科目。この道を走らないようでは、ぶっちゃけた話、不可。
ブルーハイウェイの中に道の駅が2つあり、かなり充実している。モーターカーを経験できたり(100円)、ロープにくくりつけられたタイヤに乗っかって滑り降りる、昔やったことあるでしょ、あれ、や、滑り台など、充実度は道の駅トップレベル。走りを堪能した後に体を動かしてみてはいかがだろうか?体が夏になるのは必死である。(TMR的には)
昼はうどんを食べた。「
へんこつうどん」というところだ。なかなかうまいが、めんは長い。どうしてこんなに麺が長いのだろう。
Oh! What can I do?
そんなこんなで、そろそろフェリー乗り場である三原という頃合い、大変な出来事が起こったらしいが、その事実関係は解らないし、僕にとって大きな事なのか小さな事なのかも分からない。ただ一つだけ覚えているのは、すごい音が僕を襲ってきたということだろうか。
Oh! What can I do?
フェリー乗り場直前、健太論がいねむりをしていたということも特筆すべき事項だろう。俺に追突しそうだったという彼の顔は、寝ていた。そんなこんなで本州とはおさらばなのさ。フェリーでの3人の熟睡している姿が「川」の字になっていたことも当たり前のことなのかもしれない。

四国上陸

やってきました四国は愛媛、今治市。なんか、四国というと、人口密度低めで、結構小さな町が多いのではと、四国人には申し訳のない偏見を持っていたのだが、今治市、結構でかい。今日の宿泊地である松山はもっとでかいのだろうという想像を抱きながら、快調に道は延々と続くのさ。そんなこんなで松山市突入。やはり四国一の都市、でかい。シネハの母校などを見学し、シネハ亭へ。今日のメニューは焼き肉。最高っす。
たらふく食った後、星乃岡温泉に行くことに。みんな酔っていて、俺はあんまり酔っていなかったのだが、温泉に行く車の中で、ひやひやもんだったことは、想像に難くないとはいえない。想像を絶していた。余裕で。
明日の行動などを決めてお休みなさい!とりあえず、7:30に起きようと決意。ZZZzzz...。

11月8日(土曜日)

9:00起床。だめじゃない…。結局出発は11時前になってしまった。だめじゃない…。暖かい寝床はこれで最後かと思うと、布団から出られなかったというのが本音。この日もたくさんのアクシデントが起こる。
まず、松山から佐田岬に向かう(
R378)。いきなり、シネハにアクシデントこの日はシネハアクシデンタルデイといってもOKプレイだったことは、後日気づくことになる。何と、マフラーのサイレンサーがもげたのだ。信じられない。僕は先頭を走っていたため、それに気づくはずもなく5分ほど走っていたのだが、後ろから来たライダーに、おつれさんがなんか落としたみたいですよ、と言われて、戻ってみるとこのありさま。嗚呼、なんてこった!ビニールテープで修復するという荒業を成し遂げ、とりあえずバイク屋を目指す。
R378は、なかなかの狭いワインディングロード。走りは楽しめないが、技術的には上達できる道かも。危険回避や、狭路の通行方法など。サイレンサーのもげた状態の彼を考えながら、ゆっくりバイク屋を目指す。
R378からR197に入るところにバイク屋があり、完全に修復。佐田岬を目指す。ここも、道は楽しいが、狭い。帰りもとなると厳しい。
片道50km。
そこまでして佐田岬見ますか?
佐田岬の駐車場から20分歩かないと灯台にいけませんよ。
そこまでして佐田岬見ますか?
でも、行った人は行ってない人に自慢できますよ。
そこまでして佐田岬見るでしょう!
展望台も、灯台も、キャンプ場の裏にある海岸も(石とか投げて、何回跳ねるかとかして遊んだっけ…(笑))、
いくしかないでしょう!
佐田岬において
シネハ2ndアクシデント発生。何と、鍵なくなる。先行ってていいよと彼は言うが、僕、健太論、そんな非人間的なことは到底出来やしない。いっしょに探す。これが腐れ縁というものなのか?やがて健太論、鍵GET。石とか投げた海岸にポツリと落ちている鍵。ドラマのような展開。やったぁ!とか、ドラマでは言うのかもしれないが、僕らの場合は、シネハが晩飯をおごるということに落ち着いた。自然。的確に経済的観点から物事を見つめ続ける健太論。経済学部。21歳。独身。彼女募集中。いいやつです。
佐田岬からの帰り。3rdアクシデント。あえてシネハとつける必要を感じないほど今日はシネハにしかアクシデントは起こらなかった。星占いを後で見てみたら、きっとBAD DAYなんだろうな。シネハ君、次は寝袋落とす。おれが直後を走っていたのでひきそうになる。危なかった。何とか回避し、道の真ん中にポツンと横たわる寝袋をおれは拾う。もう、先頭2人の姿は見えない。当たり前か。これでシネハは3種の神器ともいえる必須3アイテムをすべて落とす事になる。何という快挙。ヘヴォさでは、元ドラゴンズの宇野選手を超えたな。プロ野球珍プレー好プレー大賞的に言うならば。
R197からR56に入り、宇和島市街の直前で東に向かい四万十川の流れる今日の目的地、道の駅大正に向かうことになる。もうすっかり日が暮れている。適度に寒いから眠くない。ここで、途中トイレ休憩の間に、サッカーが気になり、ラジオを聞く。その途端日本ゴーーーーーーール!今日は日本調子よさそうだ。やっぱりKINGカズ?いないから?大正の直前で、日本の勝利を聞く。夜中なのに、嬉しがって騒いでいたっけ…。ここらへんの道は夜だったので景色とかはよくわからないのだが、昼間走れば最高級のツーリングロードといえるだろう。自然の中、バイクを転がす。これがツーリングなのだという実感がひしひしと伝わってきそうだ。次回は昼間走る予定。
道の駅大正。発展途上の駅といわざるをえない。何も無い。健太論がここを薦めたのだが、的外れだったといわざるをえない。こんな所じゃ寝れないよー!と思っていると、道の駅から坂を登ったところに轟(とどろき)公園というスポーツ施設のようなものを発見。そこのロッカールームで一夜を明かすことにすんなり決定。コンビニで買ってきた食材をいざコンロで暖めようと張り切っていたのもつかの間。シネハがコンロ忘れてきたことが判明。おいおい!遅刻の理由はコンロを探すためではなかったのか?どないやねん!健太論もおれも、心の中で、「なんでやねん」と言っていたことは、意味が無くてもやってしまうにちがいない、しょうがないことであった。結局、適当な木と炭があったので、キャンプファイアーを実施。結果論、シネハがコンロを忘れたことは今のところ大丈夫だったが、あくまでも、健太論、いや、結果論。忘れ物はよくありません。シネハ君。忘れ物には注意注意!
寝床に入り数十分、暴走族が来ているのが聞こえる。チェーンロックしていないことに気づき、慌ててチェーンロック。まあ、その後は静かに熟睡した。

11月9日(日曜日)…

やはり、寒さのせいで6:30に目覚めてしまう。この寝床も人が来るとよくないので、7:00には出発。四万十ラインの途中にある、ウッディ木星で食べる朝食は、かかすことができない。結構混んでいるが、必ずといっていいほど、皆モーニングセットを頼んでいる。モーニングセット以外を頼むのは、愚の骨頂って言うか、お金的にも無駄。
四万十ラインは最高だ。このツーリング中最高の道だと思った(後に2番目になるのだが)。アンディーズのナンバーが、心の中で響く。
♪風がささやき…川がせせらぎ…
大正から、窪川へ、そして、須崎、高知へ。
R56R494R33という道のりだ。R56は、途中までは、かなりいい感じなのだが、高知へ近づくにしたがって混んでくる。南西四国の大動脈だけあって、交通量は非常に多く、ツーリングには不向きになる。ここらへんは、結構単調で、あまり覚えていないのだが、エキセントリック少年ボーイオールスターズの、ポップじゃない方の歌を唄っていたことは覚えている。
♪あーーーーあーーーー!エキセントリック少――――年――――…。
♪カーボーイの兄貴。また金借りにーーーー来たーーーー。
♪でも、言えないっ!カーボーイには言えやしーーーないーーーー。
♪悲しくーー。なるだけーーーだーーからーーーー。
高知に入ると都電が見えてくる。都電のカラーリングはいろいろなものがあるが、そのほとんどがどうだろう?やっちゃってるといわざるをえない。まず、高知に入って見ておきたいのが、桂浜だ。五色浜ともいわれている。坂本竜馬さんのでっかい銅像が立っているところだ。とりあえず行ってみた。湘南育ちのおれにも結構イケテル浜だった。(What a cool we are!)そして、坂本竜馬の銅像に登り、周囲の非難を浴びながら写真を一枚パチリ。なかなかいい写真になっているはずだ。まあ、アイスクリンは、名物だし、食べてしまった。うまかったからよかったけど、普通っぽくない旅をしているわれわれが、普通っぽい旅をした唯一のことだ。近くに競馬場があったが、3人の意見が一致せず行けなかった。残念。
飯どきの時間になったので、市内中心部に路駐し、飯屋を探す。おっと、ここで、シネハが鍵を無くしたことによる
飯おごりタイムに突入。1500円のかつお定食を食べる。かつおのたたきと、かつおの刺し身。うまい。やっぱりたまにはいい飯食わなきゃ。心に誓う。かつお。
路駐だったので、すぐに戻り、一路室戸岬へバイク進めていく。夕焼けを室戸で見るにはちょうどいい時間であった。ここらへんの道は少し混んでいる。が、だいたいは順調。木村庄之助の、ノボリ乱立地帯を抜け、道が込んできたところ、健太論が、250の強み(?)をいかして、すり抜けまくる。俺がそんなことをしまくる彼に切れてしまうのはごく自然で、「っざっけんなよ…。」とか言ってしまっても、それをおれのせいにすることは到底出来そうも無い話なのであった。室戸まで、後20分ほどかというところで、シネハとともに赤信号を待つ間、切れる俺をなだめるように、焼き鳥のいいにおいが俺の鼻の奥深くへと刺激する。健太論はとうに先に行ってしまい、ここで休憩したら彼に悪いのはわかっていたのだが、二人の無言の会話は一瞬にして終わった。バイクを左に寄せ、「焼き鳥二本!」と、声高らかに叫ぶ俺。なんて、食い物に弱いのだろう。すでに切れている以前の俺はない。この休憩の後に起こる悲劇をその時は誰も知らなかった。少し走り、逆走して俺らを
迎えに来た健太論といっしょに室戸を目指す。

日が暮れる

残念ながら日が暮れる。俺らのせいなのか?いや。休憩しなくても日は室戸の前で暮れていただろう。そうに違いない。違いないと思うべきだ。違いないと思わないとやばい。室戸岬は、日が暮れると迷ってしまいそうで怖い。健太論によると、展望台からの眺めがすばらしいらしいので、室戸に行く人は、展望台に行こう。
気を取り直して、徳島を目指す。読者の中には、日が暮れているのに徳島まで行くの?うそやん!と思われる人もいるかもしれないが、これが大自然、いわばビッグネイチャーなのである。途中に行く温泉を探しておき
R55(サンライン)をひた走る。ここが、四国ツーリングのBEST WAY。車はほとんどなく、走りたい速度で好き勝手に走ることが出来る。気分次第では、往復することも可能。2往復まで可。
そして、ここの道をBEST WAY にあげるもう一つの理由は、途中の道の駅にある
宍喰(ししくい)温泉という温泉だ。ここはとにかく気持ちいい。グレートだ。たしか400円でゴージャスな気分を満喫できる。グレートだ。ここらへんの道では、SPEEDのWHITE LOVEをずっと唄っていた。洋楽をよく聞く俺が言ってしまうのだが、あの歌は悔しいけれど、いい曲だ。
♪はーーてーーしーーなーーいーーー…。星の光のようにぃーーーー…。
この道は本当にすばらしい。昼間は車がどれくらい多いのかわからないが、夜間はさっき書いたが、車はほとんどない。
どのようにこの道を表現すればいいのだろう??とまで言わせるこの道に感謝。

宿を探すということ

阿南までの道はすばらしいが、阿南から徳島までは今一つ盛り上がりにかける。混んでいる。っていうか、さっきまで道がすきすきだったので、その反動として混んでいると強く思っていたのかもしれない。やがて徳島に到着し、市内見物。徳島の人には悪いが、この町、やばいヘヴォイ。開いている店が極端に少ないっていうか、ここ県庁所在地なんでしょ?どうだろう?どうしようもなくマクドに入って1時間ほど粘ったが、あえなく閉店。もう、ヘタレ。山崎邦正を的確に凌駕している俺ら3人。
俺は宿のことに関してやる気を失っていたので、後の2人に任せた。泊まったところは、ファミリーサウナというサウナ。2100円。いい感じ。サウナに行ってるのに、サウナに行かないで寝てしまったのはやな感じ。だって、美味しんぼ3巻読んだら眠たくなって寝ちゃったんだもん…。お休みなさい。

11月10日(月曜日)…

朝はそこそこの時間におき、フェリー乗り場を目指す。健太論が5:00からバイトなので、少し急ぐ。すぐフェリーに乗れて、すぐに大阪南港につく。南港から京都までは予想されていたのだが、大渋滞。この分だと、5:00には間に合わないかもとも思ったが、十分時間はあったし、まあ、大丈夫だろうと思っていた。やがて、俺と、他の二人で、行きたい道が違って、どっちが早いかということになり、俺は、南港の道をずっと行って、今里筋から、1号線に入って帰った。4:00ちょうどにつき、健太論に電話をかけると、彼はすでに帰っていて、あ、負けた…とか思っていたら、健太論高速を使っていた…。こんなオチで四国ツーリングは幕を下ろしたのであった。

長々と読んでくれてどうもありがとう。でわまた。



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