7月20日 21日 22日 23日 24日 25日 26日 27日 28日
7月20日
家→(R6など)→大洗(119.1キロ)
★ついにやってきた!
10時起床。緊張感はない。でも、ワクワクしていた。ドキドキしていた。ライダーにとっての憧れの地、そんな「陳腐」な言葉で形容したくないが、明日、僕は、北海道の地面を心ゆくまで踏みしめることになる。どこに行こうなんて何も決めていない。
★スタート時に北海道について考える
「北海道は何も教えてくれない。自分で感じ取らなきゃ駄目だ。いろいろな事を。そのすばらしい世界の中で、その果てしない大空と大地の下で、沸き上がってくる何かを感じ取らなければいけない。芝生の上に寝転がって青い空を見れば、答えはある。野宿している時の寝袋の中にも答えはある。もちろん、ひたすらにバイクを転がしている時にも答えはある。」との迷言(名言?)を残し幕を閉じた前々回のツーリングから早や6年、6年である。久々の北海道である。さぁ、イグニションを回そう。回そう。今回は茨城県大洗港からのフェリーでなかのっち北海道ツーリングツーサウザンドツーはスタートする。家から大洗まで約3.5時間。車は多かったが順調にバイクを転がすことが出来た。R6に入り、「大洗」と出てくる青看板の標識に従うだけである。
★フェリーに乗り込む
フェリーの乗船手続きは結構混んでいた。夏休みに入り学生も多いのだろう。フェリー乗り場に北海道のポスターが貼ってあり、いやおうなく期待感を膨らませてくれる。
フェリーに乗ると、エンジンの音が響き、このエンジンの力によって我々は北海道へいざなわれるのだという気持ちになり、これまたいやおうなく期待感を膨らませてくれる。
翌日の予定を決め就寝。
7月21日
苫小牧→(R235)→富川→(R237)→日高→(R274)→十勝→(R38)→帯広(202.9キロ)
★早くもライダー仲間ゲット!
フェリーでの1泊を終え、着々と苫小牧に近づく中で、3人のライダー(2+1)と仲良くなり、旅程を決めていく。ソロのライダーからは礼文島に関する情報をゲット。「そうだ、礼文島に、行こう。」と決意。二人組のライダーは何度も北海道にきていないライダーだったので、これまで僕が訪れたスポットについて語る。なにはともあれ、一週間天気は良さそうだ。それが何より。(注:少なくともこの時点での週間天気予報は良かった。実際はかなり厳しい天候になったのだが・・・)
★北海道の地面に降り立つ
私と3人でとりあえず日高まで。少し寒いが、道は広く、景色はもちろんのこと素晴らしく、「北海道に来たんだ。そして今僕は北海道を走っている。」と感じることが出来た。日高でソロライダーとお別れ。さぁ、日勝峠だ。
★3度目の日勝峠
またしてもまたしても、「?合目」という看板をとおるたびに小さなガッツポーズをしてみたり、ワインディングを楽しむ中で1度目、2度目にこの峠を走っていたことを思い出した。1度目は必死だった。バイクを買ってまもなくの頃であったし、少し霧がかかっていて視界もつらかった。峠を降りきったときに「やったー」と素直に叫べる自分がいた。2度目も必死だった。深い霧に雨。滑りそうになるバイクと格闘していた。夕刻迫り、少しずつ暗くなって行く中、早く、早くと走っていた。そして3度目。すごく楽勝に感じた。霧もなく、2人の船頭をつとめるような形で軽快に。なぜだろう?@単に霧がかかっていなかったからだろうか?A3度目というキャリアがあるからだろうか?B僕という人間が一回り大きくなったからだろうか?答えが@かAであることは明白だが、Bを少し思ってしまった自分も、いた。いちゃった。
★帯広到着
日はまだあった。やはり「ぱんちょう」に行ってしまった。豚丼食わずに帯広にステイしてはいけないのだろう。多分。そして、もの凄くつきなみだが、六花亭に行きマルセイバターサンドを買ってしまう。上司が好きらしいので、本ツーリングでのマストアイテムと勝手に僕の頭の中でなっていた。
今日の宿、「ルート38カニの家」に到着。日勝峠と同じで実はここも三回目だったりする。近くにコンビニやコインランドリーや温泉があってお気に入りのライダーハウスなのである。宿で3人と話しながら明日の予定を練っていたのだが、今日の道程について彼ら二人の旅程を変えてしまったような気がした。でも、それで良かったのだろう。そう。北海道ツーリングとはそういうものなのでR。おやすみ!
7月22日
帯広→(R38)→池田→(R242)→足寄→(R241)→弟子屈→(R243)→厚床→(R44)→根室→(道道35ノシャップ岬)→根室(202.9キロ)
★道東へ向かう
7時起床。昨日から行動を共にする二人組は4泊5日と日程がややタイトなこともあり早めの出発。昨日、今日の予定を練っていたときにごり押し(?)して3人で行くことになったオンネトー湯の滝へ。R38はトラックが多く退屈だったが、途中寄ったホクレンのガソリンスタンドで給油初めての旗をゲット。今年は3色あるようだ。全色集めるととりあえず誓ってみる。R242に入ると道の混み具合もストレスを感じない程度になり、そしてなんと何と少し晴れてきた。気分はサイコーである。ミスチルの「Any」といった新しい曲から松山千春の「大空と大地の中で」を一人で熱唱。ちなみに足寄は松山千春の生家があるようだ。(行ってないけど。)
★オンネトー、オンネトー
しばらくR241を走りオンネトー湯の滝へ。1.4キロほど遊歩道のような道を歩かないと湯の滝へはたどり着けないのだが、その1.4キロは晴れているせいもあって気分爽快。小学校の遠足で箱根の遊歩道を歩いたときの感覚だ。20分ほど歩くと湯の滝へ。カムイワッカ湯の滝のように人肌の温度までは行かないが、ぬるい。昔は滝壷に湯船があったそうだが、科学的に重要な場所であるらしく(マンガンの鉱床が現在でも形成されている世界唯一の場所であるらしい)、今は人工の湯船が滝壷の近くに作られている。先ほど書いたとおりぬるかったので長湯したかったが、次の人が来ていたので早々に後にした。それにしても北海道はこのような絶景が多いと感じる。すばらしい。
★ベースキャンプに最高!弟子屈へ。
R241は晴れていてワインディング最高!!少し寒くなってきたが、気持ちよくバイクを転がした。弟子屈に着き、目当ての食べ放題ジンギスカン屋に行ってみたがあいにくやっておらず、そこらへんにある食堂でそこらへんにあるカレーライスを食す。お腹が減っていたのでペロッといってしまった。
デザートは「くりーむ童話」でのソフトクリーム。ミルクココアのソフトクリームを食べる。寒かったが、屋内で食べられるのでなんとか美味しく食べることが出来た。ミルクが濃くてすごく美味かった。北海道は寒いわりにソフトクリーム屋が多い。牛乳が美味しいからであろう。いっしょに走っている二人のソフトクリームを少し頂いたが、ごまソフトはすごくごまごましていて、りんごシャーベットは牛乳は入っていないがかなり美味かった。「くりーむ童話」にて二人とお別れ。見送ってもらった。ツーリングの素晴らしさを確認できた瞬間だった。ありがたい。
★寒い寒い。北海道の夏の寒さを侮ってしまった自分
私は一路根室を目指す。ガススタでおじさんに別海(べっかい)への行き方を聞いたのだが、ベッカムベッカムと駄洒落っていた。ま、どうでもいいんですけどね。
それにしてもすごーく寒い。明らかに北海道をなめていた。北海道ツーリング3度目なるも北海道の寒さを甘く見すぎてしまった。根室に近づけば近づくほど、霧は濃くなり寒くなる。暖かければR243ミルクロード、素晴らしいんだろうけど、この寒さではねぇ。田和平に行って360度のパノラマを満喫したかったが霧のため断念。じっと耐える運転が続いた。
★インディアンサマーカンパニー、有名なライダーハウス、おばちゃんの人柄の良さに乾杯
根室のライダーハウスといえば?という問いにほとんどのライダーが「インディアンサマーカンパニー」と答えるであろう。私もはじめてのインディアンサマーカンパニーへ。ここは1000円以上の買い物をすると(カニの直売をやっている)タダで泊めてくれる宿。少し寒かったが銭湯に行って暖まり、グッスリ寝てしまった。ここでは、明日も宿がいっしょであるライダーと帰りのフェリーがいっしょであるライダーと出会った。岬にいっしょに行ったりさぁ。銭湯まで乗っけてもらったりさぁ。こういうのも楽しいんだよな。北海道。
7月23日
根室→(R44)→厚床→(R243)→本別海→(広域農道)→別海→(道道8)→中標津→→開陽台→(R272)→標津→(R335)→羅臼→知床→(R244)→網走→(R238)→サロマ(348.8キロ)
★きり・霧・キリ
道東で深い霧がかかっている朝を迎えたら当然やる気は出るはずもないわけで。8時過ぎに何とか出発。これは宿が寒かったことが幸いしたかもしれない。今日の目的地はサロマの「船長の家」に決定しているのでどう行くかということだけが問題であった。というのも、こんなに深い霧ではただ走るだけしかやることがないと思えたからなのだが・・・。とりあえず走り始めた。
★希望的観測と絶望的結末
R244根室からは深い霧ですごく不快。厚床から曇りになってマシになってきた。これから行く北の方角の曇り具合はかなり良かったことから、「開陽台は晴れている」と都合よく勘違いしてみた。中標津まで霧のない曇り空だったが、いざ開陽台まで数キロといったところでボワーーーッと霧が出てきた。うぅ。やはり霧の開陽台は何も見えない。360度霧の大パノラマ。視界5メートルほどでここまでくるとすごいなと思った。
気を取り直して・・・というか、開陽台が霧ならば知床峠は霧だと思わなければいけないのかも知れないが、知床峠をとりあえず目指す。道は快適。前にも通ったことのある道なので、というか、単に疲れていたからかもしれないが、結構眠かった。
道の駅「羅臼」にてトド定食を食べる。「海馬料理賞味証」なんていうものをもらってしまった。「おーい!貼っといてー!」
知床峠は世界レベルの濃霧で峠からはもちろん何も見えなかったが、峠までの道もこれまでかつて経験したことのない霧で危ない道程であった。次が右カーブなのか左カーブなのか、そして半径何Rなのか。標識を見落としてしまうと2速に落とさざるを得ない視界数十メートル。今回、北海道にきてはじめて真剣に道と戦った気がする。知床峠への道はそんなに長くないので緊張感を保ちながら戦い、そして勝ち、峠からの深ーーいキリをバックに写真をパチリと撮ったわけで。
峠を降り始めると霧はすかーっと晴れてしまうわけで。そういうもんなんですねぇ、霧のメカニズム。降りたところにあるオシンコシンの滝は何故か前回・前前回は見ていなくて今回行ってみたのだが、大自然馴れしている僕にとっても勇壮かつ艶やかな素晴らしい滝だと思う。ロードサイドにあるというのもgoodですな。
★船長ーー!もう食えませーーーん!
今日の出来事の中で一番何に力を入れて書きたいかといえば、明らかにここでの食事である。インターネット上での多くのツーリングレポートの中で、ココが紹介されていて、ほとんどのレポートの中で「ココの夕食の量はハンパじゃない!とは聞いていたが想像以上だった」と記されている。そのことを念頭においてココの夕食に挑んだのだが、やはり僕にとってココの夕食は想像以上だった。毛ガニ、タラバガニ、一匹ずつ。サラダ(カニ入り)。茶碗蒸し(カニ入り)。きゅうりとカニの和え物。えびは何種類あったんだっけ。サーモンもあったなぁ。ホタテはバター焼きとしょうゆ焼き。水炊きもあった(カニ入り)。お吸い物にもカニが入っていた。他にもあったんだが、覚えきれないほどの食材。テーブルに乗り切らない皿たち。最初にテーブルいっぱいにお皿が敷き詰められているにもかかわらず、次々と食べ終わった皿を下げては出てくる新しいお皿。衝撃的だった。健太論が言った名言「頭がぐらぐらする」と似せた表現で言うならば、「おなかがふくれている」という感じだろうか。食べ過ぎるとすぐ眠くなるということを再認識するまもなく就寝。
7月24日
サロマ→(R238)→浜頓別→(道道84号)→豊富→(R40)→稚内→(フェリー)→礼文島(295.7キロ)
★移動日的感覚
「オロロンライン」は「北海道の気持ち良い道」という称号を得ていると思うのだが、いわゆる逆側の「オホーツクライン」はあまり良い印象をライダーに与えていないと思う。寒かったり、寂しかったり、ガスってたり。
まぁ、今日はそんなオホーツクラインをひた走るという道程。船長の家での朝食を取らずに出発。(7:50からの朝食はちょっと遅い・・・)昨日相部屋でいっしょだった二人とお別れし、一路稚内へ。R238オホーツクラインは霧が多く単調なのはわかっている。距離を稼ぐには良いが風景はなかなか変わらない。(といっても、ここらへんにしか生えていない草花が力強く生きている様を見ることは出来るのだが・・)特筆すべきことは何一つないのだが、青いホクレンの旗をゲットしたということを記しておこう。
★威風道道
浜頓別から道道84号に入った。行きのフェリーで「この道はいいよ!」と聞いていたからだ。稚内に行く場合、この道を通ると宗谷岬には行くことが出来なくなってしまうのだが、代わりに、といっては失礼だが、KOOLな豊富温泉に行くことが出来る。道内でも有名なこの温泉、お湯が黒くて油っこくてかなり特殊である。
さぁ、道道のハナシに戻ろう。はっきり言ってこの道は評判どおりKOOLである。道道だけに舗装があれているところもあるが、っていうか穴がぼこッとあいてたりもするが、電柱電線のない原野の中をひた走ることが出来る。サロベツ原野の道道106号(オロロンラインの北側)よりも趣があると思う。50キロほどで手ごろでオススメです。僕は好きです。豊富温泉ふれあいセンターで30分ほどあったまる。温泉の湯船でへんなおっさんがバタ足していて少しびびったが平然と入浴。芯からあったまった。道道を飛ばして冷え切った体をあたため、残り30キロの稚内までほかほかの体で行けるはずだった。が。
★あー、何ていうことだ!
ふれあいセンターを気持ちよく出てくると、なんと雨。「あー、何ていうことだ!(Oh! What can I do?)」である。雨と仲良くやっていかなければ何一つはじまらない、とはよく言ったもので、ここでゴアテックス雨具+ブーツがその能力をいかんなく発揮してくれた。雨はもはや苦にならない。30キロ走って稚内の礼文島へのフェリー乗り場にて、私は雨具を脱ぐわけだが、濡れていない洋服を見ながら、ひげそりのCMでおなじみの「キレテナーイ」と言うような感じで、「ヌレテナーイ」と言ってしまっても、それは到底責められるべき状況ではなかったのである。
稚内にバイクを置いて、体一つでフェリーに乗り込み3時間くらいで礼文島に到着。替えの下着を忘れて「あー!何ていうことだ!パート2!」って感じだったがしょうがないのであきらめる。
★礼文島・自然を素直に感じる島
送迎バスで「星観荘」へ。バスに揺られる間、屋久島の手付かずの大自然を思い出す。礼文島は最北の厳しい気候のせいもあって、手付かずの自然が随所に見受けられる素晴らしい島だったのだ。感動。
星観荘はかなり居心地の良い宿らしく、リピーター、連泊者ばかりである。かといっても、新参者にもやさしくしてくれるので安心である。
少し話を変えよう。なぜ私は礼文島に行こうと思ったのだろうか?その話は大洗からの行きのフェリーからはじまる。乗船中にMさんという北海道に何度も行っているライダーと仲良くなり、北海道談義に花が咲いた。ここまでは良くある光景だが、そのMさんは強く主張する。
「礼文に行って8時間歩いてきなさい。宿は星観荘に泊まっときなさい」と。
潜在的に礼文に行きたいと思っていたからかもしれないが、私は彼の言葉を素直に信じ、従うことにしたのである。
そんな経緯で今僕は礼文島にいる。明日は晴れでも雨でも8時間歩くぞ!!
7月25日
礼文島(歩く)
★新しい何かを掴めるのではないかという期待
朝6時起床。8時からはじまる通称「8時間コース」に向けて心は躍るが悲しいかな小雨。お昼からは回復するようなので、礼文島の美しい景色は午後にかけてみたい。
8時間歩いた。僕の文章力ではこの8時間について詳細に上手く書くことが出来ない。ただ、一言だけ言えるのであれば、マラソンと同じでゴールしたときの感動があり、沿道で声援する人に代わって高山植物が綺麗に咲いていたということだ。また、歩いてしか得られない何かが必ずあるということだ。これまでのツーリングでいろいろなところに行ってきたが、それはそれで素晴らしいことだが、歩いて「しか」得られないものがある。
ゴールしたときに宿にいる人たちが出迎えてくれた。8時間、30キロ余り、アップダウンも多い。感動と共に、「また礼文に来たい」と思ったヒトトキであった。
7月26日
礼文島→(フェリー)→稚内→(道道106号)→天塩→(R232)→留萌→(R231)→石狩→(R337)→銭函→(R5)→余市(364.5キロ)
★涙腺
朝一番のフェリーで稚内に戻る。帰りのフェリーにおける「お見送り」は僕の涙腺を潤すのに充分な感動をもたらした。考えてみると、「お見送り」をされることというのはそんなにたくさんあることではない。出会いがあり、別れがあるのはごく自然なことで、そのありふれた出来事の中で「お見送り」というイベントが感動を呼ぶのはなぜなのだろう?
「また来いよー」と岸壁から叫ぶ声。
「また来るよー」とフェリーから叫ぶ声。
8時間を共にした同志と再会するのは本当に楽しみ。ふとどこか出会えたとしたら、「お見送り」以上の感動がこみ上げてくるのかもしれない。
★そして旅は続いていく
稚内に戻ってくると、現実に引き戻されたような感覚に陥りそうになったのだが、すでに北海道という場所は僕にとって現実ではなく、僕の夢の世界であり、夢の世界からさらに夢の世界に行っていたのかもしれないと感じた。
フェリーを降りるとけっこうな雨。かなり南まで行くことを考えると相当厳しいなと思ったが、ゴアテックスの雨具とブーツが何とかしてくれるだろうと考える。
★雨のオロロン!
が、しかし、オロロンラインはそんなに甘くなかった。池のようになった水溜りを走ってバシャーッ。トラックとすれ違ってバシャーッ。
ゴアテックス、走行10分で力尽きる。ブーツにも水が入り、オシリにも少し浸透。貧乏でゴアテックスが買えずにツーリングに行き雨に打たれ、森高知里の「雨」を歌った思い出がよみがえる・・・。でも、今回はそんなにひどくはない。ましなほうだと思う。ゴアテックスに感謝。
途中から雨が上がって、今度は眠気との戦い。前日30キロ余り歩いただけあってやはり少し疲れ気味。留萌からはかなりしんどかったー。
★オロロン学基礎論
オロロンラインについて少し考えた。
果たしてオロロンラインは北海道最高の道なのだろうか?何回もこの道を走ってみて、「ちょっと違うな」と思い始めてしまった。まぁ、どれがナンバーワンとか言うこと自体が陳腐なんかもしれないけど。
★ポスト船長の家(とまではいかないが・・・)
今日の目的地は小樽と余市の間にある、6年前にも泊まったライダーハウス、「おしょろ」。盛りだくさんの夕食が出ることで有名なライダーハウスだ。今回は少しだけ残してしまった。マスターゴメンナサイ・・・。
宿にてたくましい女性ソロライダーと出会った。自走で滋賀まで帰るそうだ。走った道程を「ホーリーライン」と名付けると共に、ヤフーの掲示板にホーリーライン関係のトピックを載せることが決定した。
「頑張れホーリー!」
7月27日
余市→(R5)→国富→(R276)→岩内→(道道66、ニセコパノラマライン)→湯本→(道道58)→倶知安→(R5)→ニセコ→(道道66)→留寿都→(R230)→洞爺→(道道132)→壮瞥(ソウベツ)→(R453)→大滝→(R276)→苫小牧(350.0キロ)
★止まない雨はない
「雨、曇りのち晴れ」である。北海道に入ってから曇り時々雨・キリで大変なツーリングになっていたが、今日ついに晴れた。
今日という日が素晴らしい一日になることはほぼ確定したといっても過言ではない。本日のルートはニセコ経由苫小牧行き。18:45のフェリーに乗るという現実を考えてしまうと少し悲しくなるが、ただ気持ちのよい道を気持ちよく走るだけである。
★ほんとうのパノラマライン
パノラマラインって日本中にあるんだろうけど、この岩内からのニセコパノラマラインこそが、真のパノラマラインだと断言しよう。
「これが最高最高最高最高、これが最高」である。忘れかけてたフリーダムを取り戻した気さえする。ツーリングモードというのはこういうときになるのだろう。バイクの鼓動。ツーリングの感動。あたーしゃインターナショナル。バイクに乗っていて良かった。
★北海道の王道を噛み締める
五色温泉へ。まさに北海道の王道である。ホーリーラインの人が行って良かったというので行ってみたが、これが良かった。温泉に隣接している遊歩道を歩いている人から丸見えになるという問題点も発見されたが、露天で、若干ぬるめの白濁した硫黄系の湯。入りたいと思っていた温泉のイメージにピッタリである(500円)。一時間くらい入ってしまったような・・・。
続いて、道の駅ニセコへ(R5沿い)。私のツーリングマップル(97年度版)には載っていないので比較的新しい道の駅であろう。ここでは農家の人が野菜や果物を直売している。昨今、中国産の野菜が農薬で問題になっているが、ここの採れたて野菜は安心だし低価格だ。野菜を売るというビジネスの最先端は実はこういう形での販売方法なのかもしれない。
ここでとうきびと芋もちを食べ、軽いお昼とした。とうきびはどこで食べても美味い。北海道の王道である。
洞爺湖の東半分を走る。道道132号。これも良かった。北海道で本当にKOOLな道は道道であると思う。今日で最後なのだという思いを噛み締め、ゆっくり走った。土曜日ということもあり、札幌あたりからきたと思われるバーベキューの荷物を積んだRVが多数見かけられた。いいよなぁ。こんな景色の素晴らしい場所が近くにあって・・・。
道の駅好きな私はまたもや道の駅フォーレスト276大滝に寄った。きのこ汁(100円)と1億円のグランドピアノつきトイレで有名な駅である。ライダー何人かと30分ほど話した。これから旅が始まる人、今日で旅が終わる人。思いはさまざまだが、やはりみんな北海道を愛してやまないのだ。お土産として木酢液を購入した。「北の国から」での黒板五郎こと、田中邦衛が言った名言、「ちょっと木酢液取ってくらぁー」にあやかって買ってみた。日焼けの前後にひとふきしたり、トイレの消臭にといろいろ役立つらしい。
今日は(ライダーとしてあまりやってはいけない行為だが、)半袖で走ったので、早速木酢液を使ってみた。シーブリーズのほうが良い気もするが・・・。御愛嬌。
★気が付けば、苫小牧
ついに苫小牧に入ってしまった。
子供の頃に夢中になって公園で遊んでいて、気が付けば日はとうに暮れ、遊びたりず、切ない気持ちになるのと同じ気持ちだった。
あとはフェリーに乗って帰るだけだ。ありがとう北海道。また来ます
7月28日
大洗→(R6など)→家(120.0キロ)
★フェリーにて
社会人になり、あまり時間も取れなくなってしまい、4年ぶりの北海道だった。北海道な悠久な大自然は何ら変わることなく僕を出迎えてくれた。まずはそのことに感謝だ。
そして、北海道は本当に懐が深い。何度行っても、新しい場所に感動がある。一度来た場所にも違った感動がある。旅そのものが感動で埋まっていく。
良い旅だった。リフレッシュとかそういう一時的な心の栄養ではなく、人生における力を与えてもらった気がする。
次来るのは会社辞めてからかもなーー。なんて思ったり。
おわり